luka’s blog(「ゴロトシ腐向けサイト」)

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永遠の名作「BANANA FISH」と「秘密」

バナナフィッシュは、吉田秋生さんの作品で1980年代のニューヨークが舞台のややハードボイルド系(?)の作品です。こう書くと、BL関係ないし、とっつきにくそう…と思われそうですが、
私はこの作品は精神的BLだと思ってます!そして不朽の名作と言ってもいいと思っています。
主人公のアッシュは8歳(だったと思う)の頃にレイプされその相手を撃ち殺した過去があります(追記:レイプは7歳で撃ち殺したのが8歳でした)その後マフィアのドンの男娼みたいな存在になりますが、天才的な頭脳や強靭な精神力、身体能力などを認められて仕込まれてNYの不良たちのトップになりますが…反逆的で野生の山猫のようなアッシュは、ドンコルツィネと敵対します。そんな中、日本から来た英二と出会い、だんだん心を許すようになっていきます。バナナフィッシュとは、麻薬の一種で、それにまつわる様々な事件や暴力などにどんどん巻き込まれていくのですが…このアッシュと英二の関係が、友情を超えた、恋情に近いものとなっていくのがこの作品を不朽の名作たらしめているところだと思います。お互いが互いのためなら自分が傷ついた方がいいと思う、そんな関係です。
ラストについては言いませんが、何度読んでも泣けてしまう作品です。今まで何度断捨離しても売らずにいた貴重な物語です。

以前自分で描いた模写をupします

BANANA FISH アッシュ×英二

何度でも読みたくなる、私にとっては本当に大切な物語です。

*2018年になんとアニメ化します!!ぜひチェックを!!
bananafish.tv


もうひとつの「秘密」は、比較的新しい作品で、清水玲子さんの作品です。
私はあえて秘密は最初の1〜12巻までが名作だと思ってます。その後、シーズン0とか続編とか色々出ていて、もちろん買ってはいるし、相変わらず上手いお話で面白いのですが…
個人的には、12巻のエピローグで終わる方が良かったと思っています。

舞台は今から50年後位の話です。科学警察研究所に第9研究室ができていて、そこでは、死んだ人の脳が見た映像をMRIという機械にかけて見ることができる、そしてその映像から事件を解決していく物語です。主人公の薪さんはそこの室長です。(人が見たものを他人が見れる、ということで、そこにプライバシーは存在しません。)薪さんは仕事に厳しい人で、外見は大変若く見える美形です。ある連続殺人犯の事件において、自分のせいで親友を殺すことになったことがあります。そんな中新しく配属された青木という青年が、自分が殺した親友と似ていると感じます。第9として様々な事件が起こっていく中、徐々に薪さんは青木のことを想うように(としか思えない)なっていきますが…青木は、薪さんの親友の婚約者だった女医さんと恋愛します。12巻までずっと薪さんは切ない想いを抱えたままです。でも、最後の最後に、青木は薪さんに"家族になりたい"的な手紙を送ります。そこで終わりです。
全編通して、とにかく薪さんの報われない想いが切なくて、なんとか青木と結ばれてほしいと思っていました。だから最後の手紙には泣けてしまいました。
そこで終わって欲しかった…。
薪さんのプライベートは、12巻までは明かされていません。そこがまた良かった。
続編は、その切ない感じがなくなってしまったので、物語としては面白いのですが、なんで描かれたんだろう、確かに面白いし続けてほしいという声もあったのかもしれないけれども、過去も知らない方が良かったし、エピローグのその後はない方が良かったです。
清水玲子さんの作品にしては珍しくある意味ハッピーエンドと言えます。
個人的な見所は、やはり"青木に殺されたい"とまで思う薪さんの切ない想いです。
また、BL的目線を除いても、事件解決物として面白く読めます。
最近は新装版になったりしているみたいで、何が何巻なのか分かりませんが、私が持っているのは最初に出た大きめの単行本のシリーズです(リンクを貼ったものです)。

秘密 メロディ編集部ツイッターより

「秘密」12巻 清水玲子 白泉社より


両方ともBLではないけれど、気持ちはBLだろう、と思える作品です。
その辺のギリギリさ具合がとても良いです。

ちょっと記憶に自信がないところがあるので、また直す可能性大ですが…
特にBANANA FISHは読んで損はないと思うんですよね…好みはそれぞれですけど…。
余談ですけど、両方とも銃が出て来ますね。(少女漫画なのに?)それに、最後のキーワードが"手紙"ですね。
お時間あれば、ぜひご一読を^^
(バナナフィッシュは、今は文庫しかないんですかね??あの黄色いカバーのコミックが良かったんですが…)これです↓

BANANA FISH」1巻 吉田秋生 小学館より



本日は、オススメの名作でした。

お読みいただき、ありがとうございました。

どうぞ素晴らしい1日をお過ごしください^^


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