ゴロトシ文章「最後のキス」腐向け
吾郎と寿也の、最終的なハッピーエンドを描きたいと思って、
お話を色々考えています。
その中でどうしても避けられないのが、
海堂での別れ。
私の中の設定では、海堂時代に2人はそういう関係になっているので…
そこから、一体どうやって幸せにするのか、考えています。
そんな中で、エピソードの1つとして、メモを取ったのが、
最後のキス でした。
とある曲の1フレーズだったのですが…
その言葉が印象深くて。。
改めて漫画に描きなおすと全く違うものになると思います。
なので、本当にただのメモで、使うとしたら一部になると思います。
それから、本来私はこのような悲しいものは苦手なのです。。
ですが…
この先必ず幸せになると信じて、いや、そうしてみせると思って、
今の時点でのエピソードをアップします。
気軽に読み流してください。
小説は書けないので、詩のような文章です。
では、どうぞ…
【最後のキス】
吾郎が海堂を出て行く、前の晩、
吾郎と寿也は向かい合って座っていた。
ふと寿也の手が吾郎の頰に触れる。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
「最後のキス」
吾郎くん、
約束なんか要らないよ。
君は自由なんだ。
君に愛されて、僕は幸せだったよ。
だから、君には自由でいてほしい。
君は、僕だけのものになるようなちっぽけな存在じゃない。
もっと大きく、好きなように空を飛んでいいんだよ。
誰を愛しても、いいんだよ。
君が幸せになることが、僕の一番の望みだから。
…吾郎は何も言わずに寿也を抱きしめる。
…天使か、お前…
こんな奴を置いていこうなんていうんだから、
オレは…
自分勝手で、すまねぇ…
もう謝らないって約束だよ
寿也は優しく微笑む。
もう僕は、十分に与えてもらったから…
寿也は吾郎の頰に両手を添えて、瞳を見つめる。
もしも、誰にも言えないような辛いことがあったら、
いつでも、どこでも、どんな時でも
僕を頼って。
離れていても、僕はいつでも君のそばにいるよ。
いつまでも。
…寿也…。
吾郎が寿也の両手を優しく包む。
お前は、永遠に、オレの恋女房だ。
その言葉だけで十分だよ。
少し寂しげに、だがまっすぐな瞳で寿也は微笑む。
吾郎は寿也に顔を近づけると、
優しく口づけした。
最後のキス…
寿也の脳裏に、これまでの日々が浮かぶ。
思わず目頭が熱くなりそうになる。
だが、寿也は決して泣かないと誓っていた。
…ねえ、吾郎くん
今日だけは…
朝まで一緒に眠っていてもかまわないかな？
…もちろんだぜ
オレも、そうしたかったんだ。
思わず口元がほころぶ。
その柔らかな笑顔を見て、吾郎は強く抱きしめたい衝動に駆られる。
しかし、そうはしなかった。
優しく抱きしめると、ベッドへいざなう。
こんな風に眠るの、久しぶりだね。
吾郎の指が寿也の髪をなでる。
頰に触れる。
抱き寄せる。
本当は、抱いてしまいたかった。
けれども、腕の中の寿也は、
なぜか儚げで、触れてはいけないこわれもののような気がした。
どうしてオレは、
…野球のことが一番でしかいられないんだろうな…。
抱き寄せながら、
髪を撫でながら、
微笑んで愛しい人の笑顔を見つめる。
吾郎くんが、僕のそばにいる…
髪をなでてくれる
見たことのないような、優しい瞳で見つめてくる。
寿也はそっと吾郎の頰に触れた。
想いが溢れて涙がこぼれそうになる。
君のぬくもりを感じていたい
君の匂いを感じていたい
君の吐息を感じていたい
君のすべてを、忘れないように、
心に、
体に、
瞳に、
記憶に、
刻み込みたい
このまま時が止まってしまえばいいのに
吾郎の胸に顔を埋める。
泣かないと誓った。
だから、決して。
寿也にはわかっていた。
これが、最後であることを。
吾郎が手の届かない場所へ行ってしまうことを。
二度と、抱き合うことがないことを。
時が止まれば。
吾郎が眠りについた時
初めて寿也の頰に一筋の涙が流れた。
時が止まることも、
永遠も、
ない…
いや、
僕の気持ちだけは、
…永遠に変わらない。
…変われない。
…そして、
2人を分かつ朝日が昇る…
to be contenued…
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
駄文をお読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
華麗にスルーしてやってくださいね。
私は、寿也くんを幸せにしたいのです…
最後には、必ず。
それから、
精神的にもっと良くなったら、
またくだらないギャグ漫画を描きたいと思っています＾＾
どうぞお身体にお気をつけて、
素敵な1日をお過ごしください（*＾_＾*）
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